生まれたのは…

カウントダウン・タグ企画  #Melody_is_TOKIMEKI のブログリレー第1日目を担当します、かわいです。

 

このブログが公開されたということは、今日からにじたび後半戦が始まったということ。

そして……

 

 

劇場OVAラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会NEXT SKY」の公開まで秒読みということです!!!!!!!!!!!!!!

 

 

(だいたい50万秒くらいです)

 

 

 

かわいが虹ヶ咲に出会って1年と少し、その時はアニガサキ2期の途中でした。

なので、アニメとしての虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の新しい物語の始まりに初めて立ち会えると思うと、トキメキが止まりません!!

 

アニガサキの劇中で新しいトキメキが生まれるその瞬間、流れ始める1曲の劇伴...

今回は「トキメキへ!」について、特に侑ちゃんの描写に合わせて流れるものについてお話しようと思います。

物語や各シーンの説明・捉え方はかわい個人の視点によるものです。予めご了承ください。

 

 

 

1期の「トキメキへ!」

まずは1期で流れた「トキメキへ!」に注目してみましょう。

 

1期1話「はじまりのトキメキ」

アニガサキで最初に「トキメキへ!」が流れるのは1期1話。ダイバーシティ東京の広場で行われた虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のお披露目ライブ優木せつ菜の”最後の”ステージで「CHASE!」を見た侑ちゃんと歩夢の心の高鳴り=トキメキを表すかのように流れ始めます。

 

「かっこよかった!かわいかった!やばいよ!あんな子いるんだね!なんだろ、この気持ち、すごいトキメキ!」

 

頭に浮かんだ気持ちを矢継ぎ早にそのまま口にしている様子から、侑ちゃんの中にとても大きく強い気持ちが生まれたことが伝わってきます。パフォーマンスが終わって静まった会場、ピアノのアルペジオが静かに始ま...ったかと思えば、たちまちドラムやオケも入って疾走感溢れる曲調に変わる。

ライブ後の余韻も束の間に、言葉に尽くしがたい大きなトキメキが溢れている様子が見事に表現されていると思いました。

 

虹ヶ咲って、うちの学校だ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!

からのタイトルロゴまでの流れは頭に染みついちゃいますよね

 

 

1期2話「Cutest♡ガール」

アニガサキ全26話の中でかわいが一番好きな回です。同好会がどんな場所になっていくかを示す重要な回だと思っています。

 

1期2話で「トキメキへ!」が流れるのは、潮風公園に部室を仮設し、部員集めのためにかすみの自己紹介動画を撮影した直後。歩夢の「…は?」からは「なにこの小芝居...」という戸惑いを感じました(歩夢から感じたというより、初見のかわいが「なんだこの小芝居...」と思っていました)が、一方で侑ちゃんは心の底からときめいている様子。

「トキメキへ!」が流れたということはときめく出来事があったと推測できるのですが、侑ちゃんはかすみの小芝居の何にときめいたのか。実は自分の中でなかなか答えが出せませんでした。

 

 

そんなある日、ふと2期8話を思い出します。

 

第2回スクールアイドルフェスティバル5日目、ラストステージの曲作りに難航する侑ちゃんと、作曲家としての心持ちを伝えにきたミアとのシーン。

「ファンの私は(中略)自分を目一杯伝えようとしている、みんなの姿にときめいていたんだ」

 

このセリフがそのまま、1期2話の「トキメキへ!」の謎への解答だと思いました。

 

侑ちゃんがときめいたということは、かすみの小芝居もとい自己アピールは中須かすみがかすみんという一番かわいいスクールアイドルであろうとしているまさにその瞬間ということ。

歩夢の「…は?」は、かすみの自己紹介が傍目からは「わざとらしい小芝居」に見えるということをかなり無慈悲に描いていますが、ときめいている侑ちゃんを並べることで、自分の目指す「かわいいかすみん」をかすみが精一杯表現しているということも同時に伝わってきます。コミカルですがとても虹ヶ咲らしく思えます。

 

 

ところで、2期8話の先述のシーンで流れる劇伴のタイトルは「これが私のトキメキ!」です。とても印象的なシーンですから、「これが私のトキメキ!」の曲名は知らずとも印象に残っているオタクは多いと思います。

 

実は2期8話を初見リアタイした際に(当時はまだ劇伴やその曲名に興味を持っていませんでしたが)「これが私のトキメキ!」が流れたときは「トキメキへ!」が流れていると思っていました。

(1期でよく流れていた曲がここに来てまた流れるのか...⁉︎)と興奮していたのは今思い返すと少し恥ずかしいですが、この2曲、聴けば聴くほど似た要素が多いと思えてくるんです。この話はまた後で...

 

 

1期3話「大好きを叫ぶ」

言わずもがなの神回でも「トキメキへ!」が流れます。クライマックスの屋上のあのシーンです。

侑ちゃんから大好きと伝えられたせつ菜が「DIVE!」を歌い上げ、その名を叫んだところから「トキメキへ!」が流れ始めますが、大好きを叫ぶせつ菜のステージを見た侑ちゃんの中にトキメキが芽生え、それに伴って「トキメキへ!」が流れ始めるという構成は、1期1話のそれと一致しています。

異なる点を挙げるとすれば「CHASE!」は最後のステージで「DIVE!」は始まりの歌、ということになりますが、意味合いは違えど、優木せつ菜の心からの「大好き」が爆発したステージに変わりはありません。

 

侑ちゃんにとっては大好きなスクールアイドルが再起して自分を表現したことへのトキメキということになりますが、このシーンの「トキメキへ!」は他の同好会メンバーのトキメキを表しているようにも思えます。

せつ菜視点ではこのシーンは「自分の大好きなことはやっぱりこれだ」という、自分のやりたいこと・大好きなことに(もう一度)気づく瞬間であり、他のアイドルたちの視点では、お互い全く違うアイドル像を持っていてもスクールアイドルが好きな気持ちは同じだと改めて気づき、同好会の進む道が見えてきた瞬間になるでしょうか。

やりたいこと・大好きな気持ちに気づいた人や、夢に向かう人の背中を押すのが「トキメキへ!」なのかな、と感じます。

 

余談ですが、個人的に1期の1〜3話はこれだけで1つの完結した物語にしても美しいと思うくらい好き、いや、大好きです。

 

 

1期10話「夏、始まる。」

1期は4話、5話、9話でも「トキメキへ!」が流れますが、これらの回で流れる「トキメキへ!」はそれぞれ、愛さん、エマと果林、果林に焦点を当てているものだと考えているので、一気に飛んで10話の話をさせていただきます。

 

ラブライブ!のアニメでは恒例の合宿回です。料理や鬼ごっこ、プールシーンなど、合宿ならではのシーンが盛り沢山ですが、終盤のプールサイドで「スクールアイドルフェスティバル」の名が生まれるのに合わせて「トキメキへ!」が流れ始めます。

自分を表現する誰かを侑ちゃんが見たのではなく、侑ちゃん自身が行動するところで流れるのが1〜3話と異なりますが、侑ちゃんの中に新しい何かが生まれる時に流れているという点では一貫しているとも捉えられます。

 

CHASE!」を見たあの時にトキメキが生まれ、あの日から侑ちゃんの世界が変わり始め、スクールアイドルの輪が広がり、1つの夢が見えてくる。歩夢の不穏な描写に気を取られてしまいますが、侑ちゃんの物語として大きな転換点がこの回です。

 

 

1期13話「みんなの夢を叶える場所(スクールアイドルフェスティバル)」

スクールアイドルフェスティバルが終幕し、転科試験に向かう侑ちゃんを映した直後、同好会の部室でSIFの反響を知るところから「トキメキへ!」が流れ始めます。この時の部室に侑ちゃんはいないのですが、アニメには映りきらない沢山のファンの、SIFを見て生まれたトキメキを受け取るシーンだと捉えると、なんだか言葉にできないエモさがあります。

 

場面は音楽室に移り、侑ちゃんがピアノを弾き始めようかというところで1期が終わります。

侑ちゃんに注目して見てきた「トキメキへ!」が10話で少し形を変えてきますが、13話の最後のシーンは侑ちゃんが誰かを見てときめいているわけでもなく、自分の”大好き”なことに気づく瞬間でもありません。侑ちゃん自身のやりたいこと・夢に向かって、最初の一歩を踏み出す瞬間です。

 

このシーンの「トキメキへ!」は、まさにトキメキ”へ”向かって、侑ちゃんが歩み始めたことを表現する、そのままの意味を持った「トキメキへ!」と言えるのではないでしょうか。かなり後味すっきりで終わる回ではありますが、込められているトキメキはマシマシですね。

 

 

 

2期の「トキメキへ!」

2期では5話、13話で「トキメキへ!」が流れます。そのうち5話の方はしずくに焦点を当てたものなので、2期の話は13話についてのみ...ではなく!!「トキメキへ!」に関連して、先述の「これが私のトキメキ!」についても、併せてお話しさせてください。

 

2期8話「虹が始まる場所(TOKIMEKI Runners)」

自分の中のトキメキの正体、その答えを見つけた侑ちゃんのセリフと同じタイトルの劇伴「これが私のトキメキ!」。先に述べた通り、2期8話初見のときのかわいはこの曲を「トキメキへ!」と同一視、視というか聴?していました。

 

なぜそんな勘違いをしてしまったかというとこの2曲、似ている部分がけっこう多いんです。

「これが私のトキメキ!」はゆっくりと光が差し込んでくるようなストリングスから始まりますが、それが落ち着くと今度は「トキメキへ!」とそっくりなピアノアルペジオが始まり、また少しストリングスのパートが挟まってから、「トキメキへ!」と同じ曲調で疾走感溢れるドラムやオケが加わりクライマックスに達します。

 

2期は侑ちゃんの夢が現実のものになっていく、侑ちゃんが夢を現実のものにしていく物語という側面があると思うのですが、自分のトキメキの正体やそこから繋がる自分の夢に気づくシーンで「これが私のトキメキ!」という言わば「覚醒『トキメキへ!』」のような曲が流れているのは、エマちゃんの言葉を借りれば「とってもエモエモで尊みが深い」です。

 

かわいはこの2曲について「とても似てるなぁ...偶然ではないだろ...」などと思っていたのですが、3月に発売した「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 TVアニメオフィシャルブック2」には劇伴作曲者である遠藤ナオキさんのインタビューが掲載されており、「これが私のトキメキ!」についての言及もありました。詳しい内容はぜひ同書を購入して読んでいただきたいのですが、遠藤ナオキさんのインタビューを読んで、ますますこの2曲のことが好きになりました。

ここで述べて果たしてご本人へ伝わるかわかりませんが、素敵な曲を作ってくださりありがとうございました。

 

 

2期12話「エール!」

「トキメキへ!」の話ではなくなりましたが、彼方ちゃん大活躍の12話でも「これが私のトキメキ!」が流れます。

無観客配信という緊張感に押しつぶされそうになる他校のアイドルたちが、ニジガクが中心になって送ったエールを受け取った瞬間に流れ始めるので、しばらくは侑ちゃんに全く関係ないように見えます。ですがその後、歩夢の留学の決意を聞いた侑ちゃんも新しい挑戦へ決意を新たにし、部室でその決意を同好会のメンバーに話すシーンまで曲が続きます。なので、「これが私のトキメキ!」はやはり侑ちゃんの夢に伴う曲と言えるでしょう。

 

 

2期13話「響け!ときめき--。」

2022年12月31日
劇中と同じ日の有明ガーデンでパシャり

話題は戻って「トキメキへ!」、2期13話ではFIRST LIVE with Youの開演時間が近づいているシーンで流れます。アニガサキを何度も見返すうちに、なんでのっけから「トキメキへ!」が流れてるの⁉︎という驚きと疑問が思考を占めるようになりましたが、今のかわいの考えは次のようになりました。

 

それは、2期13話の「トキメキへ!」は何かときめく出来事を受けてのトキメキを表しているわけではなく、ライブが始まる前から胸が高鳴ってしかたない様子を表しているのではないかというものです。

 

5th Live NEXT TOKIMEKI公演の幕間の生首アニメで侑ちゃんが「会場に入った時からライブは始まってるんだってば!」と言っていましたね。この時のワクワク・ソワソワした気持ちを表現しているのではないか、ということです。

さらに言えば、1期13話の「トキメキへ!」を「トキメキ”へ”向かって」いる様子を表現していると述べましたが、これから始まるライブにはたくさんのトキメキが詰まっていますから、開演前のこのシーンもトキメキ”へ”向かっている場面と言えるのではないでしょうか。

 

 

おわりに

ここまで「トキメキへ!」(と「これが私のトキメキ!」)の話を読んでいただき、ありがとうございました。このブログを読んでくれたあなたが、自分を目一杯表現している人を見た時、自分の大好きなことに気付いた時、自分の夢に向かって歩み始めた時、きっとあなたの心にも「トキメキへ!」が流れることでしょう。

OVAラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会NEXT SKY」でも「トキメキへ!」は流れるのか、流れるとしたらそれはどんなシーンなのか、なんて考えるだけでトキメキが止まりません!

 

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY」まであと6日!明日の劇伴担当はしーがまる(@Mj0505eri1021)さんです。

 

↓↓事後更新↓↓

 

素敵な演奏動画をいただきました!!!!!!!!!!!!!

 

 

2日目、しーがまる(@Mj0505eri1021)さんの記事はこちら↓↓

 

 

3日目、かむなゆ(@odaiba_sumitai)さんの記事はこちら↓↓

 

 

4日目、わらみん(@WaraminLiver123)さんの記事はこちら↓↓

 

 

5日目、ハル(@rainbowdreams_0)さんの記事はこちら↓↓